高品質牛乳の生産 ―理論と実際―
発行日 | 1992年3月 |
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監修 | 高橋 清志・安宅 一夫 |
版型・頁数 | A5/216ページ |
在庫状況 | 在庫なし |
内容
●第1章 高品質生乳の必要性とその目標/大浦義教
1.乳質管理の基本的考え方
2.生乳の細菌数について
3.生乳の体細胞数について
4.抗菌性物質の残留防止
5.生乳の成分について
6.生乳の風味について
7.乳質評価の方向
●第2章 乳成分率と乳牛の栄養―基本と応用―/安宅一夫
1.乳脂率と栄養
2.無脂固形分率と栄養
3.乳成分率低下の原因と対策
4.飼料の種類と乳成分率
5.乳成分率向上のための添加物
●第3章 栄養的操作による乳成分の改善/ラリー E. チェイス
1.乳成分
2.乳合成のメカニズム
3.乳成分に影響する栄養的要因
4.乳脂肪の変化
5.乳蛋白質の変化
●第4章 乳成分率向上のための遺伝的改良/鈴木三義
1.乳成分改良の必要性
2.改良目標
3.遺伝的改良の条件
4.個体の遺伝的評価値に基づいた乳成分の改良
5.改良システム
●第5章 暑熱ストレスによる乳成分率低下とその対策/相井孝允
1.夏期の気温
2.夏期高温時の乳牛の体温調節
3.夏期の乳成分
4.環境改善による暑熱ストレス軽減対策
5.乳脂肪
6.乳脂肪率の低下防止対策
7.綿実の給与
8.脂肪酸Ca等の給与
9.酢酸Naの給与
10.乳蛋白質の低下防止技術
●第6章 おいしい牛乳/永井政僖
1.おいしさとは、風味とは
2.おいしさの評価の方法
3.おいしさの分布
4.牛乳のおいしさには、成分的指標値がある
5.乳牛の生理条件(産次、乳期)は牛乳のおいしさを左右する
6.飼料は、牛乳のおいしさにどの程度影響をあたえるか
7.季節は、牛乳のおいしさに影響をあたえるか
8.ストレスは、牛乳のおいしさに影響をあたえるか
9.放牧すると牛乳は、おいしくなる
10.濃厚飼料が多給されている高能力牛の牛乳は、おいしくなかった
11.牛舎臭は、乳牛の呼気を通じて牛乳に移行する
12.細菌が増えると牛乳は、まずくなる
13.ミルカーは、牛乳のおいしさに影響をあたえる
14.牛乳のおいしさは、イメージによって動かされる
15.どんな牛乳がおいしいのか
●第7章 乳房炎と体細胞の知識/永幡 肇
1.感染に対する乳腺の防御機構
2.感染の指標としての体細胞
3.体細胞の種類
4.体細胞の測定
5.体細胞の生理的変動
6.乳房炎と体細胞
7.高体細胞と低体細胞
8.体細胞数と乳成分
9.体細胞データの活用
10.体細胞におよぼす要因
11.伝染性乳房炎と環境性乳房炎
12.乳房炎予防・コントロール
13.高体細胞牛への対策
14.体細胞チェック
15.体細胞に対する諸外国の取組み
16.体細胞に対する日本の取組み
●第8章 高品質牛乳生産のための乳房炎防除対策/安里 章
1.乳房炎防除対策巡回指導の考え方
2.乳房炎防除対策のマニュアル
3.搾乳立会時のチェックポイント
4.起炎菌の特徴に基づいた管理変えの指導
5.乳房炎防除対策のゴール
●第9章 乳質改善と微生物/菊地政則
1.生乳への細菌汚染と増殖
2.細菌汚染による乳質の変化
3.搾乳器具洗浄殺菌の意義
4.搾乳器具・バルククーラの洗浄殺菌
●第10章 酪農家と獣医師のための高品質牛乳生産/アンドリュー P. ジョンソン
1.高品質牛乳は、酪農家と獣医師の利益につながる
2.乳房炎対策の三つの側面
3.環境
4.乳房の毛刈りと断尾は産乳性を改善する
5.搾乳手順
6.搾乳施設の評価
7.システム洗浄と評価
8.バルクタンク乳の細菌培養