ジャーナル・アイ

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Journal Eye

酪農学園大学が行う国際的な取り組みや、学生・生徒の様々な活動など、独自の視点で情報を紹介しています。

世界の乳文化図鑑⑤ 合理的な乳加工の知恵を伝承
食品

酪農学園大学 農食環境学群 食と健康学類 教授 石井 智美 子畜誕生の季節 3月は、わが国では旅立ちの季節。モンゴルの草原はまだ連日の氷点下ですが、子羊や子ヤギの誕生ラッシュです。放牧中の草原で子畜が生まれることもあります。生まれたての子畜は寒さが大敵で、草原で生まれた子畜を見つけると、遊牧民…

世界の乳文化図鑑④ 現代の技術を生かした伝統飲料シュバットの復活
食品

酪農学園大学 農食環境学群 食と健康学類 教授 石井 智美 注目される飲用効果 筆者は中央アジアのカザフスタン共和国(以下、カザフスタン)を度々訪れています。2013年3月に調査で訪れたアルマティ市は、カザフ語でリンゴを意味する古都です。カザフスタンはヒトコブラクダとフタコブラクダが混在して飼…

世界の乳文化図鑑③ 遊牧民が伝えてきた発酵乳
食品

酪農学園大学 農食環境学群 食と健康学類 教授 石井 智美 西欧での歴史は新しい 日本で発酵乳というと「牛の乳から作られるヨーグルト」が連想されます。このヨーグルトという言葉の語源は、古代東ヨーロッパの広い地域で使われながら、今では死語になったトラキア語の「腐った(ヨグ)・乳(ルト)」です。東…

世界の乳文化図鑑② ラクダ乳の利用
食品

酪農学園大学 農食環境学群 食と健康学類 教授 石井 智美 フタコブラクダは少数派 ラクダというと、日本で暮らすわれわれはフタコブラクダを連想しますが、フタコブラクダは世界で飼われているラクダの中では少数派で、9割がヒトコブラクダです。フタコブラクダより体高が低いヒトコブラクダは、アフリカから…

世界の乳文化図鑑① 乳糖不耐症であるが故に“乳”を食べる人々
食品

酪農学園大学 農食環境学群 食と健康学類 教授 石井 智美   家畜と共に暮らす遊牧 われわれの祖先は、人の子供と子畜が乳だけである程度まで大きくなるのを見て、乳にある種の神秘的な力を感じたことでしょう。 “乳”を語るに当たり、まずは家畜のお話から。家畜を飼うことを指す…