酪農情報BOX

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日々の酪農経営に役立つ基本的な技術や知識を写真や図を交えてわかりやすく解説しています。

飼料作物の生産と調製―理論と実際― ≪第4回≫牧草の調製利用~サイレージ調製の基本と実際~

1.サイレージ調製の原理と基本 サイレージ調製の基本と技術対応は表1の通りです。飼料作物の代表格は、牧草とトウモロコシです。牧草は、高水分、低糖含量のためサイレージ発酵(乳酸発酵)に適さないものが多く、実際のサイレージ調製ではどのような原理で不良発酵を抑制するのかを明確にすることが肝要です。 サ…

酪農におけるアニマルウェルフェアと現状

1.はじめに 家畜を飼養管理する際に、動物への過度なストレスの負荷は心身の健康や成長に影響をおよぼし、生産性の低下につながります。さらには生殖機能にまで重大な影響をおよぼすことがあるため、アニマルウェルフェアの観点からも、ストレス負荷をできるだけ軽減する飼養管理が求められています。アニマルウェルフ…

飼料作物の生産と調製―理論と実際― ≪第3回≫飼料作物の調製利用~サイレージ発酵の理論~

はじめに 乳牛への給与粗飼料としてサイレージは重要な存在です。北海道のような土地を基盤とした酪農経営における成牛への飼料給与体系では、粗飼料のほとんどがサイレージとなっています。 サイレージは含水分状態での貯蔵飼料であり、その調製には多くの微生物が関与しています。この微生物の活動による原料の変化…

酪農におけるGGAPの取り組み

はじめに G.A.P.(ギャップ) とは、GOOD(適正な)、AGRICULTURAL(農業の)、PRACTICES(実践)の略で、「農業生産工程管理」や「適正農業規範」と訳されます。簡単に言うと「模範的な農作業を実践すること」という意味であると私は解釈しています。 GLOBALG.A.P.…

飼料作物の生産と調製―理論と実際― ≪第2回≫自給粗飼料生産

はじめに 自給飼料の代表格である牧草はサイレージや乾草、またトウモロコシはサイレージに調製利用されます。それらは調製時にロスが生じ、栄養価は収穫時のものよりも決して高くはなりません。良質の粗飼料を調製するためには、良質原料(刈取り時)の確保が最大の必須条件となります。 酪農学園大学では、乳牛用自…