酪農情報BOX

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日々の酪農経営に役立つ基本的な技術や知識を写真や図を交えてわかりやすく解説しています。

飼料作物の生産と調製―理論と実際― ≪第2回≫自給粗飼料生産

はじめに 自給飼料の代表格である牧草はサイレージや乾草、またトウモロコシはサイレージに調製利用されます。それらは調製時にロスが生じ、栄養価は収穫時のものよりも決して高くはなりません。良質の粗飼料を調製するためには、良質原料(刈取り時)の確保が最大の必須条件となります。 酪農学園大学では、乳牛用自…

酪農現場における暑熱対策

1.現場で暑熱を評価する 乳牛の暑熱を評価する指標には、①乾湿球温度による体感温度、②風速による体感温度、③温湿度指数(THI:Temperature Humidity Index)、④風速、放射を考慮した修正THI(adTHI)があります。このうち、放射以外は比較的容易に計測できるので、現場での…

体力向上のための運動と運動の効果を高める牛乳の摂取について

はじめに わたしたちが健康に暮らすためには、適度な運動が必要であることはみなさんもご存知のことでしょう。適度な運動が必要であると考えられる理由のひとつは、運動が体力を高める効果を持つからです。運動によって高まる体力のうち、筋力と持久力が特に重要であると考えられています。なぜなら、ともに死亡率や有病…

飼料作物の生産と調製―理論と実際― ≪第1回≫自給粗飼料の重要性

はじめに 自給飼料作物は牧草、トウモロコシに代表され、その生産量や栄養価、嗜好性は多くの要因に影響されます。今日のように乳牛の泌乳能力の向上や濃厚飼料の高騰下では、一層の良質自給飼料の生産が求められています。 この連載は、酪農ジャーナル2012年4月号から2013年3月号に掲載された「飼料作…

草地の土づくりー維持管理の基礎理論ー

はじめに 多くの寒地型草地では、イネ科牧草を基幹草種としてマメ科牧草を混播します。マメ科牧草を混播することの意義は、①収穫された牧草のミネラル含量向上と②根粒菌からの窒素移譲による窒素施肥量低減の2点にあります。イネ科牧草とマメ科牧草は窒素移譲の観点からは共生関係にあるように見えますが、実は光や養…