酪農情報BOX

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日々の酪農経営に役立つ基本的な技術や知識を写真や図を交えてわかりやすく解説しています。

飼料作物の生産と調製―理論と実際― ≪第1回≫自給粗飼料の重要性

はじめに 自給飼料作物は牧草、トウモロコシに代表され、その生産量や栄養価、嗜好性は多くの要因に影響されます。今日のように乳牛の泌乳能力の向上や濃厚飼料の高騰下では、一層の良質自給飼料の生産が求められています。 この連載は、酪農ジャーナル2012年4月号から2013年3月号に掲載された「飼料作…

草地の土づくりー維持管理の基礎理論ー

はじめに 多くの寒地型草地では、イネ科牧草を基幹草種としてマメ科牧草を混播します。マメ科牧草を混播することの意義は、①収穫された牧草のミネラル含量向上と②根粒菌からの窒素移譲による窒素施肥量低減の2点にあります。イネ科牧草とマメ科牧草は窒素移譲の観点からは共生関係にあるように見えますが、実は光や養…

酪農経営を継続させるための繁殖のポイント -繁殖で悩んだときの解決のポイント教えます-

はじめに 牛にとって繁殖は、乳生産を継続して生存期間を延長するために必要であり、農場にとっては生産乳量を維持および向上することで経営を維持安定化させるために必要です。従って、牛の繁殖性を高めることは農場の生産性を高める一つの要素といえます。繁殖を良くしたいと考えたときに「何から始めたらよいのか」「…

環境にやさしい牛の飼い方とは―ルーメン環境を最適化すると環境負荷は低減する―

1.牛と環境の関係 放牧地で寝転び、おいしそうに草をそしゃくする乳牛。一見すると自然と調和した“エコ”な風景として映ります。ある条件の下でそれは正しいのですが、条件によっては決してエコとはいえない状況が発生します。乳牛は1日に50kgのふんと15kgの尿を排せつします。これを合わせると1日1頭当た…

高泌乳牛管理の注意点とその栄養について

はじめに 現在、わが国の乳牛は1頭当たり1乳期1万kg、最高日乳量で50kgを超えるいわゆる“高泌乳牛”は珍しくありません。高泌乳牛は栄養要求量が高いため、飼料の基本である粗飼料を一定の割合以上に保ちながらも給与飼料全体の栄養濃度をいかに高め、それらをどう採食させるかが飼養管理上の大きな課題と…