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未来の酪農家

未来の酪農家紹介「筥嵜牧場(北海道釧路市)筥嵜 大輔さん」

掲載日:2020.09.30

酪農学園大学 農食環境学群 循環農学類 4年
畜産衛生学研究室  筥嵜はこざき 大輔だいすけ

 

酪農学園大学入学のきっかけ

実家を継ぐために酪農の知識技術を学び、大学生活の中で酪農関係のつながりを広げたり、就農前の時間を思い切り楽しみたかったからです。また、一人暮らしや大学生活を通して人として成長したいと思ったためです。

在学中に力を入れたこと

1・2年生時には乳牛研究会・BREEDERS(サークル)の活動で毎日牛舎へ行き、牛の管理や共進会に取り組みました。共進会では管理した牛が入賞することができました(2017年ホルスタインナショナルショウ1等2席、オール・ニッポン賞)。

研究室所属後は日々ゼミ室に通い、家畜衛生について学んでいます。ゼミ活動は酪農学園フィールド教育研究センター搾乳牛の乳汁検査、乾乳牛の体温測定による分娩予測、卒業論文、ゼミ生の卒業論文手伝い、遠征、学会参加などを行っています。また、ゼミ長としてより良い有意義な研究室となるように努めています。

卒業論文の概要

ホルスタイン種雌哺育牛への乳酸菌製剤投与効果や、ホルスタイン種雌牛の胃内留置型センサー投与による牛群管理への応用、実家つなぎ飼い牛舎の乳汁検査などについて研究を行っています。

筥嵜牧場の概要

所 在 地:北海道釧路市音別町
経営面積:採草地+飼料用(デントコーンなど)46ha ※TMRセンター加入
飼養頭数:ホルスタイン種 経産牛105頭、未経産牛105頭
出荷乳量:940t/年
牛  舎:つなぎ飼い
搾乳方式:パイプライン
従  業  員:5名(家族経営)

牧場の歴史、特長、取り組みなど

筥嵜牧場は北海道釧路市音別町にある牧場です。100頭つなぎ飼い牛舎を家族経営で行っています。搾乳はキャリロボ4台(ミルカー2個/台)、給餌は自動給餌機を使用しています。経営方針は牛に対して家畜としての愛情と責任を持ち、一頭一頭大切に飼養することを心がけています。また、良質な生乳生産のために牛舎の衛生管理を徹底して行っています。バルク乳の平均体細胞数は6万/mlで、農協から良質乳出荷農家として表彰されています。

就農後の目標

就農後は現状維持で、現在の経営方針のまま衛生的環境の中で牛が快適で健康にいられるように飼養管理を行い、良質な生乳生産をしていきたいと考えています。「ここの牧場の牛乳が飲みたい」と感じるような、衛生的な牛舎環境・飼養管理・搾乳衛生を心掛けていきたいと思っています。

未来の酪農家紹介「筥嵜牧場(北海道釧路市)筥嵜 大輔さん」

牛舎の外観

未来の酪農家紹介「筥嵜牧場(北海道釧路市)筥嵜 大輔さん」

牛舎の様子①

未来の酪農家紹介「筥嵜牧場(北海道釧路市)筥嵜 大輔さん」

牛舎の様子②

未来の酪農家紹介「筥嵜牧場(北海道釧路市)筥嵜 大輔さん」

哺育牛

未来の酪農家紹介「筥嵜牧場(北海道釧路市)筥嵜 大輔さん」

畜産衛生学研究室のメンバー①

未来の酪農家紹介「筥嵜牧場(北海道釧路市)筥嵜 大輔さん」

畜産衛生学研究室のメンバー②