未来の酪農家紹介「鈴木牧場(北海道中標津町)鈴木 雄大さん」
掲載日:2021.02.26
酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校
機農コース 3年 鈴木 雄大
とわの森三愛高校入学のきっかけ
中学校の修学旅行の上級学校訪問で酪農学園大学を訪れ、「将来はここに進学したい」と思い、附属高校であるとわの森三愛高等学校に進学しようと考えました。
その後にとわの森三愛高等学校について調べたら、国内の農業高校で一番実習量が多いことを知り、酪農の知識や技術を身に付けようと思い、ここに決めようと思ったのがきっかけです。
在校中に力を入れたこと
農業技術検定3級、全経簿記検定3級、ガス溶接、アーク溶接などの資格の勉強に力を入れました。
今は、一般教養の勉強を頑張っており、わからなかったところはその日のうちに理解できるようにしています。
部活動では、1年生から剣道部に入部しています。人数が少なかったので、大学の剣道部の稽古にも参加させてもらいながら日々の練習に励みました。2年生からは部長となり、後輩の指導を頑張りました。
高校卒業後の進路
卒業後は酪農学園大学に進学し、家畜繁殖学や家畜栄養学などを学びたいです。そして、家畜人工授精師の資格を取得したいです。
鈴木牧場の概要
冠 名:ウィンドヒル
所 在 地:北海道標津郡中標津町字西竹
経営面積:採草地 67.1ha、飼料用(デントコーンなど)24.2ha
飼養頭数:ホルスタイン種 経産牛140頭、未経産牛90頭
出荷乳量:1,500t/年
牛 舎:放し飼い(フリーストール)
搾乳方式:ロボット2台
従 業 員:2名(家族経営)
牧場の歴史、特長、取り組みなど
1938年(昭和13年)
祖父が入植
2001年(平成13年)
父が経営を譲り受ける
2010年(平成22年)
TMRセンター「アクシス」の設立と同時に加入
2011年(平成23年)10月
同センターからの餌の供給が開始される(放牧とロールパックでの経営から切り替え)
2015年(平成27年)
TMRセンターへの加入をきっかけに大型投資の条件が整い、平成27年度クラスター事業にて、搾乳ロボット(レリーアストロノート)2台の導入、150床のフリーストールを建設
2019年(令和元年)
乾乳舎、哺育舎を建設
両親2人での作業負担を考え、育成牛は預託センターを利用
健康で丈夫な牛づくりを心掛ける
就農後の目標
実家を継いだら今と同じ規模で経営し、趾蹄の状態が悪い牛が多いことや、乳房の位置が低い牛が多いことなど、今ある課題に目を向けて改善していきたいと思っています。