ジャーナル・アイ

ジャーナル・アイ

Journal Eye
高校未来の酪農家

未来の酪農家紹介「渡邉牧場(愛媛県西条市)渡邉 日向さん」

掲載日:2021.11.26

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校
機農コース3年  渡邉わたなべ 日向ひなた

 

とわの森三愛高校入学のきっかけ

父方の祖父と父が共にとわの森三愛高校と酪農学園大学を卒業していて、「将来、父の跡を継ぐための学校はどこかないか」と悩んでいたときに勧められたからです。

在校中に力を入れたこと

特に酪農関係の科目と実習、友達との仲を深めることは頑張ったと思っています。
専門科目や実習は私がこの学校へ来た理由になっているものなので、当然力を入れました。また、実習は座学のときよりも何倍も自分の力になります。失敗もたくさんしましたが、とてもいい経験になりました。
機農コースは全寮制のため、みんな“友達”よりも近い距離になります。学業だけが学生生活ではないと思っているので、友達との思い出は大切にしています。

高校卒業後の進路

卒業後は酪農学園大学に進学しようと考えています。大学では資格や免許の取得を目標にしようと思っています。将来に役立てることはもちろんですが、資格や免許の取得数が多いほど選択肢も広がるため、積極的に取り組みたいです。

牧場の概要

牧  場  名:渡邉牧場
所  在  地:愛媛県西条市
経営面積:採草地10ha
飼養頭数:ホルスタイン種 経産牛100頭、未経産牛70頭
出荷乳量:928t/年
牛  舎:フリーストール、フリーバーン
搾乳方式:ロボット2台
従  業  員:3名(両親、そのほか1名)

牧場の歴史、特長、取り組みなど

牧場の歴史
曽祖父が10頭ほどのつなぎ飼いから開始
1977年(昭和52年)
 現在の牛舎に移転、40頭ほどをつなぎ飼い
・・・
牛舎をフリーストール化
・・・
2008年(平成20年)
 搾乳ロボットを導入
現在にいたる

牧場の特徴
・数十年前から北海道へ牛を預託
・曽祖父、祖父、父は愛媛県らくれん理事を担当

就農後の目標

牛舎の経年劣化・老朽化が激しいため、建て直しをしたいと考えています。また、年々強くなる暑さによって、牛が体調を崩したり乳量が大幅に低下するなどの被害が出ています。何か高い効果を持つ暑熱対策を取りたいです。
最後に地域との連携をより強めたいとも考えています。これはほかのものよりだいぶ不透明な目標ですが、より地元が盛り上がるようなことをしたいと思っています。

未来の酪農家紹介「渡邉牧場(愛媛県西条市)渡邉 日向さん」

牛舎全景

未来の酪農家紹介「渡邉牧場(愛媛県西条市)渡邉 日向さん」

フリーストール牛舎の成牛達

未来の酪農家紹介「渡邉牧場(愛媛県西条市)渡邉 日向さん」

搾乳ロボット

未来の酪農家紹介「渡邉牧場(愛媛県西条市)渡邉 日向さん」

TMRミキサー

未来の酪農家紹介「渡邉牧場(愛媛県西条市)渡邉 日向さん」

堆肥の乾燥機