とわの森三愛高校の乳牛共進会班が全日本Ｂ＆Ｗショウで活躍！

掲載日：2023.05.26

2023年４月14日(金)、15日(土)に静岡県の御殿場市馬術・スポーツセンターで開催された全日本ブラックアンドホワイトショウ（以下全日本ＢＷ）において、酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校（以下、とわの森三愛高校）が最優秀学校賞を受賞しました。

また、牛をリード（誘導）し、美しく見せる技術を審査する「リードマンコンテスト」では、新海市郎さん（高校３年生以上の部）、田中一颯さん（高校２年生以下の部）、新海益美さん（一般レディースの部、とわの森三愛高校卒業生）がそれぞれベストリードマンに選出され、全国規模の大会でとわの森三愛高校が上位を独占する結果となりました。

５月27日(土)、28日(日)には、北海道安平町において北海道ブラックアンドホワイトショウ（以下、北海道ＢＷ）が開催されます。とわの森三愛高校からは、全日本ＢＷに出品した２頭を未経産牛クラスに出品し、リードマンコンテストには２、３年生全員（７名）が出場する予定です。

今回は北海道ＢＷを直前に控えた、乳牛共進会班班長の新海市郎さんにインタビューしました。

Ｑ．全日本ＢＷで最優秀学校賞を受賞した感想を教えてください。

Ａ．２、３年生全員で取り組んできたことが、学校として評価してもらえて、とても嬉しく思います。

全日本ＢＷ前の時期はまだ積雪があり屋外での活動が難しかったため、牛舎内の限られたスペースで調教や牛洗いをしていました。また、大会は２日間でしたが、移動日を含めると計６日間、牛たちの体調を管理するのには気をつかいました。無事に全国大会に出品し、北海道に戻ってこられて良かったと思っています。

Ｑ．個人ではベストリードマンを受賞されました。

Ａ．リードマンコンテストについても、高校生活でずっと取り組んできたことが成果として出て、嬉しく思っています。

Ｑ．北海道ＢＷに向けて、日々どのように活動していますか？

Ａ．朝の作業は５時から６時半頃まで、夕方の作業は授業が終わった後16時から18時頃まで全員で毎日行っています。今は大会前なので、通常よりも活動時間を長めにしています。１年生９名は入学してまだ間もないので、２、３年生が作業の流れや内容をしっかり指導しています。

Ｑ．とわの森三愛高校はさまざまな共進会のリードマンコンテストで優秀な成績を収めていますが、その理由は何だと思いますか？

Ａ．年間７大会ほど出場機会があることが大きな要因だと思います。リードマンとしての基本的な技術は先輩から後輩に教えることができますが、実際のショウで牛を見せる方法は、出品されている酪農家さんから学ぶことが多いです。学ぶ機会を多くもらっている結果だと思います。

Ｑ．北海道ＢＷ、さらにその後の共進会シーズンに向けて、目標を教えてください。

Ａ．北海道ＢＷに向けては、全日本ＢＷより牛の仕上がりが良くなっていると感じています。大会を経て、牛が成長できているのは非常に良いことだと思います。

今の１年生が３年生になる2025年には、北海道で全日本ホルスタイン共進会が開催されます。共進会班活動の中で、私たちが先輩から受け継いだことを、後輩たちにも引き継いでいけるように、今後も取り組んでいきたいと思っています。

５月20日(土)に開催された石狩スプリングショウでは、出品予定のうちの１頭がリザーブジュニアチャンピオンに選出されており、北海道ＢＷでも活躍が期待されます。
※石狩スプリングショウの結果詳細は後日掲載予定
大学生が管理する酪農学園フィールド教育研究センターからも牛が出品される予定です。酪農学園の生徒・学生と牛たちの活躍にご期待ください。

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【快挙】第10回全日本B＆Wショウで最優秀学校賞およびベストリードマン独占!!
https://www.san-ai.ed.jp/archives/24156.html（とわの森三愛高等学校Webサイト）

【北海道新聞】牛と引き寄せた最優秀学校賞
https://www.rakuno.ac.jp/archives/27522.html（酪農学園大学Webサイト）

未来の酪農家紹介「新海益二郎牧場（長野県南牧村）新海益美さん」
https://rp.rakuno.ac.jp/archives/journal/3964.html（酪農PLUS⁺）

共進会班班長の新海市郎さん

牛を調教する様子

リードの練習に向かいます

リードの練習では生徒同士で姿勢などをチェックする